共同制作の思い出

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さて、書かなかった後半数ヶ月の中でも特に印象に残っていることについて書く。わたしはこの1年のトロント滞在で、2人のYちゃんと仲良くなった(奇しくも同じ名前)。一人目は、同じタイミングで入国し、エージェントのオリエンテーションで知り合った大学生のYちゃん。そしてもう一人は、学校辞めて暇だった時に参加したエージェントのアクティビティで知り合った、チャイニーズカナディアンの旦那さんと結婚して、こちらに2年くらい住んでいるYさん。二人ともかしこくて、チャーミングで、ご飯を食べることが好きで、笑顔がかわいい女の子だ。今回はその後半に知り合ったYさんとのお話。

 

上記の通り、使っていた留学エージェントのアクティビティでたまたま知り合った訳だけど、お互い写真好きということでその後ちょくちょく一緒に出掛けるようになった。Yさんはフォトグラファーを目指していて、作品撮りでちょくちょく知り合いのポートレートを撮っていたりしたので、それのお手伝いもするようになった。わたしが前職で撮影にまつわる仕事をしていたのもあるし、自分でも写真撮ったりするから、これいいね、とかこんな感じも面白いね、などと言いながら色々やってるうちに「帰る前にYさんと一緒になんか作りたいなあ」と思うようになって、若干仕事ばりの資料をプレゼンして「これ一緒にやってくだせえ!」とわたしのポートレート撮影のお願いをした。盛り込みすぎて結構なボリュームになっていたにも関わらず快諾してくれ、9月中何日かに分けて撮影を決行した。

 

わたしのわがままに付き合って、TTC、アメリカンダイナー、木漏れ日の綺麗な公園、夕焼け、ネオンの前、など色んなシチュエーションで撮影してもらった。自分がモデルになって撮影に臨むのは初めてだったから、始めは「涼しい顔してる自分ウケる。」とか思ってたんだけど、だんだん楽しくなっていって、後半に至っては涼しい顔ではなくドヤっていた。とにかく、二人で「ここはこうしたらいいんじゃない?」「服は?」「メイクは?」とか言いながら色々試行錯誤するのが楽しくて、ああやっぱりこういうの楽しいなあと、改めて自分の好きなことを思い出せた、とてもいい機会だった。

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Yさんとは、この作品撮り以外でもたくさん飲んだり、食べたり、出かけたり、お勧めの本を紹介しあったり、いろんな話をしたりして、トロントでこんな友達できると思ってなかったなあというくらいたくさん遊んでもらった。Yさんだけでなく、Yさんの旦那さんのロッキー、ロッキーの友達、家族、エージェントつながりで仲良くなったたくさんの面白い人たち、いろんな人のいろんなそれまでの人生の話を聞いて「日本から遠く離れた地で、出身も歳も国籍もバックグラウンドも違う人たちとお酒を飲んで笑っているの、不思議。」「でも楽しい。」と毎日思っていた。わたしはほんとに人に恵まれてありがたい限りだ。