NY備忘録その4

こんだけ書いてるのにまだ半分しか終わっていない。なんてことだ。バイト探し中の暇つぶしで書きはじめたのに、結構腰を入れて書くぞ!と思わないと書けない感じになってきており本末転倒。

 

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3日目。この日は朝から晴天で、なんとも気持ちのいい1日だった。ホテルからすぐのおしゃれなレストランDudley'sでブランチを食べ、ゆったりとした時間を過ごす。写真、順光でぜんぜん美味しそうじゃないけど、オーセンティックなイングリッシュブレックファストで超おいしかった。パンはとってもハードで噛みごたえがあったし、ハッシュブラウンもサクサク、ベーコンはかりかりで、クリスピーなもの好きとしてはたまらない朝食だった。

 

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その後バスに乗ってマンハッタンの下の端まで行き、肉眼で自由の女神を望む。小さいけど天気がよかったのでちゃんと見えた。途中フェリー?のキャッチの人たちがめちゃくちゃいて、何度も声をかけられたけど「公園から見るからいい」と行って断る。ガイド風のジャンパーや名札を付けてたりするので紛らわしい。

 

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近くにあの有名な牛に立ち向かう女の子の像があったので、ついでに見てみることに。よく成り立ちを知らなかったんだけど、いつまであるかわからないからかめちゃくちゃ人がいた。なんか最近あの牛の作者とモメてるらしい。個人的にはいいじゃん別に、という感じなんだけど、これでまた本来の意図とは違うところで人気が上がってしまうんだろうなあと思うと、設置場所ずらすくらいしてもいいんじゃないかと思う。

 

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その後少しだけブルックリンを散歩しようとなり、ブルックリンパークへ。対岸からマンハッタンを望む。この時、駅からパークへの道のりがとてもいい雰囲気の住宅街で、こんなところなら住んでみたいなあと思った。

 

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お天気もよく、気持ちのいい散歩を楽しんでいたら、橋のふもとにかわいいアイスクリーム屋さんBlooklyn Ice Cream Factoryを発見。当然入る。ここ写真撮り忘れてしまったんだけど、濃い目のチョコレートアイスに薄い板チョコがざくざく入った、チョコレートチョコレートクランチというアイスがもうめちゃくちゃおいしくて、まじでわたしのアイス史に残るおいしさだった。食感の変化に富む食べ物が本当に好き。

 

その後再びマンハッタンへ戻り、ちょうどフラワーショウをやっていたデパートmacy'sへ行く。外のショウウインドウも館内もカーニバル?風デコレーションで埋め尽くされ、ここにも沢山の人がいた。どこに行ってもみなセルフィー撮っていてみんなセルフィー好きね。と思った。デコレーションは催事によくありがちなパチもんぽい感じではなく、本格的でとても可愛かった。

 

この日も「ミュージカル見ちゃう…?」となりTKTSでKinky Bootsを購入。前日と同じく78$。3日間ずっと何かを見るか歩くかしていたため、ここら辺でまた疲れが出てくる。次の目的地であるNY公共図書館に行く前に、その隣のブライアントパークでお茶飲んで一息つく。ブライアントパーク、青くて広い芝生が気持ちよく、テーブルやいすも沢山あったので、喧噪に疲れて一息つきたい時に最適の場所だった。

 

今回、2人旅行だったから休憩のタイミングを計りやすかったのだが、1人でフリーで旅行するときに割と限界に近いところまで疲労に気付かず、急に眠くなって続行不能になることがある。これ本当に貧乏性だよなあ。旅先で「できる限り沢山のものを吸収してやろう!」と思って「あれ何?」「これってこういうことなのかな?」など普段以上に自分の周りに注意を払って、結局すごく疲れる。それでも今は、リゾート地でのんびり、とかよりそちらの方が魅力的だなと思ってしまうので、しばらくはこんな旅行を続けそうではある。

 

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さて、NY公共図書館。ドラマや映画に出てくる有名な図書館、というインプットはあったのだけど、ここまで素晴らしい場所だとは思わなかった。建物そのものの美しさ、天井画、中に流れる雰囲気、すべてが洗練されていて、こんなところで読書を楽しめるニューヨーカーはいいなあと思った。もっと重厚で歴史のある素晴らしい図書館はたくさんあるけれど、ここは現代にあっても生きて使われている&それが浮いてないかっこよさがあった。あと単純に、天井高い建物はいいよねえ。とってもフォトジェニックな空間だった。

 

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 Kinky bootsまでにご飯食べようとブロードウェイの中のレストランに入るも、開演まで時間が間に合わなそうだったので、包んでもらって文字通りひっ掴んでシアターまで走る。ちょっと遅れての開場だったのか全然間に合った。Kinky Bootsに関しては全然予習していかなかったのだが、見る前にYちゃんにうっすらとした概略を教えてもらった。田舎の傾きかけの紳士靴工場を実家に持つチャーリーと、ロンドンで華々しく活躍するドラァグ・クイーンのローラが、紳士用のセクシーな女性靴を作って会社を再建するコメディ。前日のファントムと比べてショー要素が強く、ローラとガールズ(男性)達が、歌い、踊る!衣装ギラギラー!みたいな感じで終始「FOOO!!」となっていた。キャスト1人1人の歌唱力についても、正直個人的にはこちらが好きだな〜。もちろんJames Barbourのファントムは素晴らしかったが、女性キャストに関しては断然こちらの方が好きだった。歌い方もあるのかな。ファントムはファルセットで歌う曲がほとんどだし、Kinkyは地声がほどんどだしなー。とにかくとても楽しんだ。

 

帰ってからランチボックスの中でぺそぺそのバーガーを食べ、就寝。二晩続けてミュージカルという夢のような時間を過ごし、NYの最後の夜は更けていくのだった。