a piece of cake

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St.Lawrence Marketのアンティーク市。やっぱりというか、カナダは歴史の短い国なので、ヨーロッパの蚤の市に比べて古ーいものは少ない気がする。わたしが今まで見た中だと、ニースのアンティーク市が一番規模も品も充実していた。銀食器とか。トロントはそれに比べて革製品とか比較的最近の工業製品が多かった。

 

今日は授業で各国のISSUEについてディスカッションした。ラテンアメリカ出身の人がかなり多いのだけど、その人たちが語気を強く言っていたのが「corruption(汚職)」だった。コロンビアもメキシコもパナマもブラジルも、汚職がひどくはびこっているらしい。恥ずかしながら今日初めて知った。もちろん他のドラッグやガンバイオレンス、トラフィック、ホームレスなど、様々な問題はあれど、まずそれを言っていた。日本は?と聞かれて人口減少と若年層の非正規雇用増加かなあと言ったけど、年金制度などをうまく説明できずあまり伝わらなかったし、彼らの国の抱える問題に比べると、もちろん大変だしやばいと思うけど、すぐさま生死に関わる問題でもないよなあと自分でも思った。日本はやはり世界一安全でクリーンで親切な国なのかもしれない。

ちなみに南米はブラジル以外ほぼスペイン語を話す。ブラジルのみポルトガル語。ただスペイン語とポルトガル語はかなり似ているので、お互い何喋ってるかはわかるそうだ。ブラジル人が2人あつまるとそこはもうめちゃくちゃうるさくなるので、こいつらブラジル人だなってわかる。ラテンアメリカ人まじでパワフル。彼らにとって普通のおしゃべり、日本人の結構な口喧嘩に相当する。

 

授業後、今日のテーマについて語り足りなかったので、メキシコ出身ののジャッキー(18)とカフェに行って、お互いの国について話した。メキシコはやっぱりトロントより危ないし、もっともっと汚いらしいのだが、彼女にとってはいい国なんだそう。150cmくらいの可愛い女の子だけど、弁護士目指してがんばるジャッキー(たぶんとても優秀)。一月には帰っちゃうんだけど頑張って弁護士になってメキシコ法曹界で活躍してほしい。

 

そう、街の綺麗さについて。かつて旅したイギリス、ドイツ、オーストリア、アメリカ、フランス、台湾、カナダの中で、上位に入る汚さ。まだトロントの一部しか見てないからなんとも言えないけど、トイレとかまーどんな使い方したらこんな汚れるんだよ、という時ある。駅も。ただ電車に関してはNYのsubwayの方が暗くて汚い。日本のきれいで数時間ごとに掃除されてて便座のまんなかが開いてなくてあったかいウォシュレットのついてるトイレが恋しい。便座の真ん中空きすぎててたまにあぶねって思う。でもメキシコに比べるとこれでも超きれいらしい。メキシコどんだけだよ。

 

日本に来たことのある他の国の人と話すと、「日本にはホームレスがいないよね」と言われることがある。いやいや少しはいるよ、と説明するのだけど、たしかに日本に比べてなんとトロントのホームレスの多いことよ。恐らくその質問をした人の国でもそうなんだろう。そんでもってカップ持ってTim Horton(カナダで最大手の安いカフェ)の前でドアとか開けて小銭をせびっている。どこの店の前にもいる。若い人も女の人も。あとジャンキーもアル中もめちゃくちゃいる。毎日数人ラリってる人を見る。これで「トロントめっちゃ安全だよね!」って言われても「うーん、そうかな…」としか返せない。コロンビア人に「日本は安全だからなあ」と言ったら「安全じゃない!スーパー安全だ!」と言われて笑った。たしかに。